想いは言葉にしないと、誰にも伝わらない……。
『心からの言葉が言えますように』
アニメ『心が叫びたがっているんだ』のヒロイン成瀬 順をモチーフにしました。
幼い時の彼女の無自覚な言動から不仲になって別れる両親は、言葉選びを諭すよりも其の不幸の元凶を、おしゃべりな彼女の所為だと決め付け、悪意を持って幼い彼女を責めて、適切な言葉でも声に出来なくない失語症になる程、彼女を苦しめてしまう。
父親は妻と娘を捨て、それを彼女の所為にする。
母親は夫に捨てられた不幸を彼女の所為にして、失語症を母子家庭になった自分への責めだと思い込んでしまう。
自分達の薄れた愛情や不貞を認めない母親と父親は、おしゃべりな幼い彼女と失語症の彼女に愛娘を感じず、憎しみと恨みの根源としか思っていなくて、更に、母親は僅かな親子の愛は有るものの、家の……、家族の…… 恥だと烙印を押して彼女を追い詰めてしまう。
そんな幼い自分の言葉が、家庭崩壊を招いて母親の信用を失い、言葉を閉ざして存在感を薄れさせてしまった順は、思春期の思いを明るく話せるように、発言に拒否反応を起す自分に抗うのでした。
彼女に歌う事で腹痛にならずに自分の声を表現できる事を知らしめた、即興歌を作った拓実は彼女の誤解を招き、友愛と救済の博愛のみで接してくれた拓実の優しさと、既に拓実には恋愛対象の女子がいる事を知り、練習していたヒロイン役を務める地域ふれあい交流会の舞台ミュージカルの本番当日、朝から会場となる高校の体育館へ行きもせず、エスケープしてしまう。
順を自室に入れてマン・ツー・マンで構う善意からの無自覚な誤解を招いた拓実は、順に好意を抱かれると思わないくらい、無神経な青春ブタ野郎なのだろうか?
急遽、代役を立たせる、彼女の自分勝手なこの行動がミュージカルの題名『青春の向こう脛』なのだろうか?
青春は支離滅裂という意味なのだろうか?
失語症になるくらい、彼女は罪深いのだろうか?
両親達の反省と悔い改めは、有るのだろうか?
震える心が叫びたがっている心からの言葉を、彼女は言えていたのだろうか?
のぞみ札『震える心が叫びたい!/成瀬 順』は、5月3日に湯涌稲荷神社へ奉納致しました。
のぞみ札掛けには、既に、多くの『のぞみ札』が願いを込めて奉納されていました。
湯涌稲荷神社のスタンプと御神籤です。
『恋おみくじ』(100円)は大吉でした。
(年甲斐もなく、超嬉しい!)
しかし……、不義の楽しみって……。
奉納後は、湯涌温泉バス停前の貴船商店さんで展示されます。