3Dのぞみ札『逢えば分かる/宮水三葉』を製作して湯涌稲荷神社へ奉納しました。
落下する流星を畏れ崇めて神楽を舞う三葉の巫女姿を絵柄にしました。
山奥の湖の畔のサイレントヒルの町か、アウターリミッツの霧の町のような閑散とした田舎にしては、神楽を舞う立派な舞台と祭り日に石畳の参道にずらりと屋台が並ぶほどの不釣合いな神社の神官の娘が宮水三葉です。
彼女は夢の中で平行する異世界人と入れ替わり、新たな分岐点を創り出して行く
メテオストライクで町は蒸発して失われたのですが、住民達はキョンのような異世界人タキの御蔭で避難して救われました。
しかし、三葉は世界が分岐した事も、自分を救ってくれた愛するタキの事も、名前すら記憶が失われてしまいます。
それでも、誰かを強く好きになった想いは留まり、『逢えば必ず分かる』と、駅の向かいのホームや路地裏の窓に廻り会う誰かを探し求め続けて、遂に電車の車窓越しにの出逢いに互いを認めます。
そして、直ぐに下車した駅の近くの階段下に彼を見付け、擦れ違い様に彼から声を掛けられます。
『何処かで君と会った事が……』、『私も……』、『君の名は?』と。
メテオストライクの後、記憶の奥底の心が震える予感に三葉は願い続けていました。
『逢えば絶対、直ぐに分かる! ずっと探している誰かに、廻り会わせて下さい』
その想いは、とうとう叶えられたのでした。
奉納は、第七回湯涌ぼんぼり祭りの前日の10月7日(土)に協賛ぼんぼりの名前を確認しながら行いました。
アニメ画の配色のままにペイントしたところ、妻から『襟が汚れで黄ばんでいるみたいで、汚らしい』と指摘されたので、奉納では白色に塗り直しています。
のぞみ札掛けには、多くの願いが奉納されていて多くの力作が有りました。
小さな女の子の神様に御願いします。
『どうか、アニメ発祥の伝統の祭りとして、毎年開催されますように』
『アニメ聖地の湯涌温泉/湯乃鷺温泉が末永く栄えますように』
そして、奉納後は湯涌温泉のバス停前の商店内で、以前のと合わせて合計12体の3Dのぞみ札が展示されています。
PS1:『ずっと探している誰かに、廻り会わせて下さい』
通常と逆の左始まりの縦書きで書いていたのぞみ札の願い事は、願い文を短くして書き直しました。
PS2:
『湯乃鷺温泉』のバス停をリフレッシュして欲しいな。
PS3:
のぞみ札『逢えば分かる/宮水三葉』完成時点での製作中のぞみ札リスト
塗装中:
『響け♪ ユーフォニアム/横前久美子』
白色サーフェイス済み:
『心が叫びたがっているんだ/成瀬順』
『聲の形/西宮硝子』
『クズの本懐/安楽岡花火』
彫り込み中:
『花咲くいろは/四十万緒花』
『花咲くいろは/鶴来民子』