遥乃陽 blog

創作と改造のプライベートな趣味の世界 『遥乃陽 blog』の他に『遥乃陽 diary 』と『遥乃陽 novels 』も有ります

遣りたい事がたくさん! いつもバイオリズムとモチベーション次第。

のぞみ札 バカなの? 雛月加代

正しい事を行い、強い願望と情熱を説く「生き方本」や「人生哲学」に「人格本」、それに徳とプラス思考を示唆する「経営哲学」や「儲け本」の上辺の納得よりも、「コミック」や「アニメ」や「ラノベ」に零次元の思慮深さを感じて、此れからの生き方と此れまでの反省を感動を添えて考えさせられています。

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「バカなの?」

この言葉を「僕だけがいない街」の小学五年生の無口なヒロイン雛月加代は、母親からの暴力から逃れられない自分への問い掛けと、そんな絶望する毎日の世界を全否定する為の縋る呪文みたいに、他人へも口癖のように冷たく言い放ちます。

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だけど、「私だけがいない街」にできるかも知れない希望と、失われた温かさを戻せる予感に、口癖は親しみと嬉しさを滲ませて優しくなります。

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雛月加代が犠牲になる連続小学生誘拐殺害事件は1988年に起きたという設定で、3月1日に雛月加代は冷凍庫内で凍死させられました。

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「僕だけがいない街」の見返り雛月加代をモチーフにした3D絵馬/立体のぞみ札の願いは、「児童虐待や育児放棄の犯罪が全て摘発されて、被害者の子供達が救済されますように」です。

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PS:

現実の1988年は、3月24日に上海列車事故が上海虹橋駅と昆山駅の中間の南翔駅(上海虹橋駅から西方へ15km)付近で発生し、高知学芸高校の一年生27名と教諭1名が犠牲になっています。

負傷者は35名で、帰国後に重態だった1名が亡くなりました。

蘇州市を観光した後、上海経由で杭州市へ向かう列車に乗車、そして午後3時20分頃の楽しい列車移動の最中の正に衝撃のサドンデスでした。

全く居た堪れない悲しみです。

当時の中国は、現在のように開放的ではなく、国土の殆どは外国人が入れない人民区で、外国人が入れる経済解放区は沿岸地帯に僅かしかない状態でした。

なのに、いくら日中友好ムードの時期とはいえ、高校の修学旅行で大陸へ入れるのと、人命軽視、安全性無視、プロ意識の欠如の国へ渡航するのを不思議に感じていました。

その不可解さと保障の不備故えの補償額の少なさに、学校側の事故報告書が2009年3月になる怠慢さで、未だに学校側の対応を納得できない遺族は多いです。

事故現場は赴任地の昆山市から近いので、訪れて献花と御冥福を祈りたいと考えています。

ですが、当時と違って路線は再整備され、開発された区間には高層住宅と工場が立ち並ぶ様に、現場を特定できるか分かりません。f:id:shannon-wakky:20160718221743j:plain

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