オープニングで仕事着の身支度をしながら朝陽の螺旋階段を急ぎ下りる緒花のイメージにしました。
仕事着は二部式の仲居服ではなくて、第六話、第十六話、第十九話で登場した大正浪漫溢れるミルクカフェの女給コスプレです。
あちらこちらの関連画像を切り張りして作った原図の絵的に足りない部分は、『たぶん、こんな感じ』と立体形状を想像して彫り込みました。
彫り込みを終えてホワイトのサーフェスまでスプレーしたのが、昨年の十月初め。
風邪に、帯状疱疹に、出張、一時帰国に旅行と続いて制作意欲が失せてしまい、着色を完了するまでに九ヶ月も費やしてしまいました。
色を付けたいのに、できないというジレンマのプレッシャーと、バイオリズムが絡むスランプでした。
生活のジャンル毎に二、三年周期で来るスランプなので、モチベーションがアップするまで毎日アニメを観て遣り過ごします。
それでも、配色と着色のイメージが湧かず、塗料瓶と面相筆に触れられない指先を、E-100超重戦車Ⅱと零戦52型丙改のプラモ作りで慣らして、やっと製作の再開ができた次第です。
帰寮後は部屋で風呂に入ってリフレッシュしてから晩飯を自炊し、その後は彫り込みとスプレー掛けなどの雑把な作業を1時間ほど行い、そしてベッドでアニメを観ながら寝てしまいます。
色付けは朝風呂に浸かってから迎えの車が来る午前七時までします。
朝に筆塗りをするのは、疲れ目での作業を避けるのと明るい自然光を得る為で、夜の室内の蛍光灯やLEDの光では暗めの配色になり易いですね。
『毎日を元気にぼんぼれて、しっかり稼げますように!』
食生活と健康をちゃんと自己管理して、精密(正確で丁寧で緻密)な仕事で稼ぎますように!です。
のぞみ札自体が痛絵馬ですが、更に手彫り、手塗りの立体絵馬にして強く痛く願いを込めます。
『深く優しく朝の光を受けて』は、八月中旬の一時帰国で湯涌稲荷神社へ一旦奉納したのち、湯涌バス停前の貴船商店さんに飾られます。
五年連続に開催される今年の『湯涌ぼんぼり祭り』の日程です。
第五回湯涌ぼんぼり祭り
「ぼんぼり祭り本祭」は、十月十日(土)
もう過ぎてしまいましたが「ぼんぼり点灯式」は、七月二十日(月/海の日)でした。
アニメ発祥の小さな女の子の神様の神事が末永く続くように、心から願っています。