以前に『綺麗!』とか『可愛い!』と買い集めてしまったドイツの鉄道模型メーカー『フライシュマン』のNゲージ、『ピッコロ』シリーズの車両達を走らせたいと思い、レイアウトの製作を試みてしまいました。
これは京都に単身赴任していた時に製作していたレイアウトで、構想及び平日の帰宅後と週末のギコギコ、ペタペタの作りで、写真の状態まで二ヶ月掛かっています。
ラピュタ風の渓谷鉱山町で立体的なグルグルに走らせたいと考え、二重螺旋の四周ループで線路をアップダウンさせて更に、最上層には単純ループするだけの線路を設けて見掛け上の高低差を強調させました。
螺旋ループは心配していたスリップや脱線が無くて、どの連結軌道もスムーズに登り降りしてくれましたし、トンネル内の立体交差にも問題は有りませんでした。
そして、ここから谷底・橋桁・絶壁面・高地をパイピングだらけの工場群と石造りの住宅のストラクチャーで埋め尽くし、工場棟内の作業でスパークする光や街頭などの灯りに、トンネルや屋内の照明も付けて、高地から暗い渓谷へドライアイスの霧が降るようにする予定でした。
ですが、京都の事業所を退職して新横浜への単身赴任とした為に、製作途中のレイアウトは自宅の部屋に一時預けとなってしまいます。
なのに、仕事上の都合で中国の事業群へ移籍してしまい、レイアウトの製作を再開するのが困難な状況に陥りました。
しょうがないので一時帰国の度にチョコチョコ作ろうかと思っていましたが、実際の帰国時には全く時間が足りず、それに狭い自室に作業を行うスペースの余裕も無く、かといって中国へ運ぶのは問題が多過ぎでした。
で、そのままにしていたところ、掃除の邪魔になるとパートナーに分解廃棄されてしまいました。
幸いに車両と線路とストラクチャーは丁寧に取り外され、きちんと保管されていたので大丈夫でしたが、レイアウトの部材はゴミ出し待ちの破片状態でした。
まあ、製作ノウハウを得た事ですし、レイアウトは更に計画的な緻密さで次回は速く作れますから諦めも付きます。
いつになるか分かりませんが、趣味のモノが溢れる自室を整理して作業スペースを確保すれば、後はモチベーション次第で新たなもっとグチャグチャゴテゴテしたレイアウトを作れる事でしょう。