遥乃陽 blog

創作と改造のプライベートな趣味の世界

遣りたい事がたくさん! いつもバイオリズムとモチベーション次第。

のぞみ札を浮き彫りにして着色しました

『のぞみ札』にレリーフを彫り込み、着色する製作過程の紹介です。

1:

『のぞみ札』の平面形状の外枠ラインを、プリントして実寸になるようにパソコンでエクセルソフトを使って作成します。

2:

『のぞみ札』に描く図柄のレイアウトや大きさをバランスに気を付けて、エクセルソフトで作成します。

3:

『のぞみ札』の表面全体(表、裏、側面、上面、底面、紐穴面)にトップコートの艶消しのスーパークリアのUVカットタイプ(使っているのは、『Mr. SUPER CLEAR UV Cut つや消し FLAT』です)をスプレーして、防水と紫外線による色褪せ対策を施します。

彫り込む裏面は1回の吹き付けでよいですが、その他の面は噴き付け後に乾燥させながら3回は重ね噴きして下さい。

4:

作成した図柄は『のぞみ札』のサイズにカラープリントして、クリアを十分に乾かした『のぞみ札』の御願いを書く裏面へ、小学校の文具に使う普通のステック糊で貼り付けます。

5:

完全に糊が乾いて図柄が『のぞみ札』へ貼り付いたのを確認すると、彫り込みを開始です。

彫り込みに用いる彫刻刀は図工教材の五本組み等の市販品で十分ですが、使っているのは平刃と剣刃のみで、その刃幅は平刃と剣刃とも3mmほどに小さくしています。

『のぞみ札』の木材は、たぶん、良く乾燥された樅の木と思われて軟らかく、切り削りは楽です。

ただ、年輪の夏季に形成される色の濃い部分は比較的に硬いので、彫刻刀の刃が滑り易く、切っ先も潰れて切れ難くなりますから、削り過ぎや怪我をしないように気を付けます。

また、刃を送る方向の延長に指や肌を置くと、切ったり、刺したりする怪我の原因になります。

そして、切れ味が衰えた刃は、時々油目の砥石で研ぎ直さなければなりません。

刃が欠けると、グラインダーやダイヤモンドやすりで刃形状全体を成形し直しします。

彫り込みは背景などの一番深くなる部分から、3Dイメージを掴みながら行います。

彫り込みや面の仕上げは、平、三角、丸のダイヤモンドやすりで整えてから、#240、#320、#400、#600、#800のサンドペーパー(紙タイプ)を使い分けて滑らかにします。

カメオなどのレリーフ彫りは奥行きの有る重ね浮かしに成るように深く彫り込みますが、初めての試みならば、明るい部分を平面で残し影や形の境目を斜面や溝で彫るだけの沈み彫りにした方が経験値になるでしょう。

6:

彫り込みが仕上がると、次は着色です。

最初に側面周囲と表面をマスキングテープで覆ってから、下地剤のサーフェイス、半光沢のホワイトのスプレーを均一に、噴き掛けの残しが無い様に2回の噴き重ねします。

7:

色塗りは、塗りの乗りと伸びが良いエナメルカラー(タミヤのエナメルカラー)を使い、深い面やイメージを掴みたい部分から、明るい肌色、輪郭、瞳、影、ハイライトと順に塗り重ねて、細部の食み出しと形を修正します。

筆は、細い面相筆と平筆の二種類を同系色(白と肌色だけは専用筆にして)で分けて使っています。

8:

願い事などの文字を書き込み、着色が全て乾くと、最後に表面や側面周囲に施したのと同じスプレーをトップコートで3回ほど重ね噴きすれば完成です。

色塗りでの気になる塗りムラや筆遣い跡などのは、艶消しのトップコートでフラットな塗りに見えるようになります。

9:

完成後も気に入らない部分は、削った、塗ったで修正しています。

 

製作所要時間は、モチーフ選び・構図・エクセル作業・プリント貼り付けで1週間、彫り込みに1週間、着色に1週間って感じで、平日は帰宅後と早朝にチマチマ彫って週末にザクザク仕上げてから、チョコチョコ塗って週末にベタベタ塗り上げるという作業パターンによって、完成に3週間を要してます。

でも、『私、輝きたいんです』だけが、デザインを欲張ったのとハイレリーフにした為に4週間も掛かってしまいました。

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